タックアロー 型紙の製作過程
第21作のタックアローの型紙の製作過程(といっても今回は1回)です。
タックファルコン、タックスペースがあって、タックアローが無いのは、バランス悪く長い間気になっておりました。
ようやくラインナップに加わりました。
タックアローの作り方
ウルトラマンAに登場するタックアローの作り方です。
紙(2枚)をカラー印刷します。A4横サイズに合わせて印刷してください。
写真の完成品は、「EPSON フォトマット紙」をつかっています。
接着剤は木工用ボンド【速乾】を使っています。
山折り、谷折り、糊しろは、型紙では以下のように表現しています。
特に指定のない折り目は基本的に山折りです。
折り線は、書けなくなったボールペンなど尖ったもので軽くけがいて折り筋をつけて、定規を当てて曲げると、まっすぐに折り曲げられます。
写真のツールは「ソルダーアシスト・丸リーマ」というはんだ付けで使う尖った道具です。
切り出した部品のうち、特に赤い部品とグレーの部品は、紙の断面の白い部分をマーカーなどで塗っておくことをお勧めします。
写真はマジックですが、油性はにじむので、水性のマーカーがおすすめ。同色が無い場合は黒でも。
ケント紙やフォトマット紙くらいに厚みがある紙だと、組み立てたときに、紙の厚みの白が目立ってしまうためです。
←ダメな例
組み立て後だと、接着面にはみ出した木工用ボンドがマーカーをはじいてしまい、うまく塗れません。
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では作成開始。
機首部を作ります。
先の丸いもので、軽くこすって丸みを出しておきます。
写真はインスタントレタリング用の金属丸棒です。
機首部分の糊しろを貼り合わせていきます。
糊しろが小さくて貼り合わせ不十分の場合は、切り抜いた余白の切れはしからパッチを作って、裏から貼って補強してください。
本体下部(底)を半分貼り付けます。
尾翼取り付けがあるので、片側の糊しろだけ貼り付けます。
尾翼を組み立てます。
補強材を重ね貼りして、芯にします。水平尾翼は、補強材を2枚重ね貼りします。
垂直尾翼は、補強材を3枚重ね貼りします。
試作の時の写真なので、補強材がちょっと長いです。
尾翼中央の膨らみを再現します。
尾翼中央①部品2つを②でぐるっと巻くように貼ってください。
斜線のスリット部分をくり抜いて、水平尾翼を差し込んで取り付けます。
垂直尾翼もスリットに差し込んで取り付けます。
垂直尾翼を、本体後方のスリットに差し込んで、固定します。
裏側から、糊しろを貼り付けて固定してください。
本体下面を貼り合わせて、本体を筒状に組み立てます。
後部の部品を折り返して、蓋状にして貼り付けてください。
エンジンを組み立てます。
まず、エンジン前方のスパイクコーンを組み立てます。
最初に、扇型のスパイクコーン部品に丸めぐせをつけます。
一旦開いて、色の境目を尖ったものでなぞって、折り線をつけます。
外側を山折り、内側を谷折りにします。
丸めて、糊しろを貼り合わせます。
つぶれたり歪んでしまった場合は、削った鉛筆などを差し込んで形を整えてください。
左右2個作ります。
エンジン本体を作ります。
丸い棒に巻き付けながら筒状にします。
このとき、補強材を通す斜線部の穴を先にくり抜いてしまうと、うまく筒状にならないので、筒状にくせづけしてから、いったん開いて斜線部をくり抜いてください。
筒状に貼り合わせます。
エンジン裏蓋で、後ろ側をふさぎます。
まずは筒状でない部分を貼り合わせます。
ピンセットや棒状のもので、筒の内側から押さえて貼り付けます。
先端にスパイクコーンを取り付けます。
左右2個作ります。
コックピットを作ります。
写真のように、天井の角と側面の位置を合わせてそこから順に貼り合わせていきます。
両側貼ると、こんな感じ。
裏面。
翼の部分を作ります。
主翼支柱は、糊しろを貼り合わせて、箱型に組み立てます。
主翼は、根元側の①、先端側の②とも、二つ折りにして貼り合わせます。
折り目が毛羽立って白くなるので、角をマーカーで塗っておきましょう。
主翼は①②とも、全面を貼り合わせずに、糊しろのみを貼って筒状態にします。
主翼①②はこんな感じで支柱に取り付けることになります。
機体に主翼を取り付けます。
本体の側面のスリットに、箱型の主翼支柱を差し込みます。
直線が後ろ側となります。
支柱の中央斜線部分と機体の側面を合わせて位置決めします。
接合部分に爪楊枝などで接着剤をチョン付けして、貼り付けてください。
少しのはみだしであれば、主翼①を取り付けると隠れます。
主翼①を取り付けます。
写真は機体裏面から。下側が前部です。
主翼①は、黒枠のフラップ2つ並んでいる糊しろ側が後ろ側です。
主翼に対して支柱の幅が細いですが、前方に合わせて位置決めしてください。
支柱の前側の辺(赤丸のあたり)に接着剤を付けて、主翼①を差し込んで固定します。
左右エンジンを取り付けます。
支柱を通すためのスリットは長さが非対称です。長いほうが機体側・短いほうが翼端側です。
翼端の主翼②を付ける部分のはみだしが小さいですが、写真の状態でOKです。
翼端に主翼②を取り付けます。
赤いナビライトが付いている方が前、取り付け面が少し切り欠いてあるのが裏面になります。
写真は裏面。上が右翼、下が左翼です。
翼端が少し下がるように取り付けます。
主翼①と同様に、支柱の前側に寄せて取り付けます。
位置が決まったら、主翼②の取り付け面に接着剤をつけて貼り付けてください。
尾部のノズルを作ります。
内側と断面を、マーカーで黒く塗っておきましょう。
筒状にして、機体の後部の〇印に合わせて貼り付けます。
筒の糊しろは、目立たないようにそれぞれ内側に向けておきます。
コックピットを取り付けます。
位置は、本体上面の薄いガイドラインに合わせて。
糊しろとガラス部のふち周辺に接着剤を塗って、取り付けます。
そのままポンと乗せると、ガラス部分の前側が少し浮き上がります。
ガラス部分周辺を少し両側に広げるような感じで、機体に合わせて取り付けてください。
機体後部のバルジ(楕円のでっぱり)部品を作ります。
バルジ①部品を、バルジ②の帯部品でぐるっと巻きます。
機体に取り付けます。
機体後方両側の薄い楕円マークに合わせて、貼り付けます。
アンテナを作ります。
アンテナ芯材を2枚重ねて、アンテナ部品に挟んで貼り合わせます。
コクピットの上面に貼り付け。
切り込み等ありませんので、薄い基準線に合わせて接着剤のチョン付けで貼ってください。
飾り台。
台座を箱型に組んで、支柱を取り付けます。写真の赤い線から内側に折って、倒れ止めにしてください。
以上で完成です。
いかがでしょうか。
【作成中】タックアロー
思うところあって、急所タックアローを作ることに。
ええ、前から気にはなってましたよ。2号的なタックスペースがあって、1号的なタックアローが無いってどうよ、と。
毎度の盛り上げBGMはこちら。
ヘビロテしながら作業します。
資料は毎度のウルトラメカの設定資料。
アローのくちばし型の機体は、タックスペースの型紙を流用することで時間短縮する。
比較のため、タックアローとタックスペースの設定図を並べて眺めてみる。
胴体部分、タックスペースのほうが太いかと思ったが、そうでもなく。
高さもほぼ一緒。
まぁ見た目のイメージもあるので、幅は1~2割幅つめ
高さは変えず長さを後方に延長、かな。
タックスペースの胴体部品を持ってきて
パーツにばらして
上面・下面を、幅つめして、長さを延長。
塗り分けも異なるので、赤線引き直しして、再合体。
エンジンのスパイクコーン、どうやって固定しようか?
円錐を段折りにして、一体成型でやってみる。
こんな感じで。
でも、組み立て難しいかな。
円錐形に貼り合わせると、やっぱりキレイにできずぐちゃぐちゃになる。。。
これが貼りついたら、完全に乾く前の少し湿った状態のうちに、削った鉛筆の先っぽを突っ込んで、バランス見ながら整えていく
ひとつ前の写真と同じものとは思えないでしょ。
まぁ何とか雰囲気は出てきた。
エンジン。
後ろ側の情報があまり無いので、塞ぐだけにする。
ここも作るの難しそうだけど、とりあえずこれで。
主翼とエンジンは、箱型の芯材を作って、それを中心に通す。
これも最近はいつもやる方法。これで翼の厚みと強度を出す。
垂直尾翼は芯になるように補強版を3枚重ね貼り。
水平尾翼も、芯の補強版を重ねて厚みを出す。
主翼の先端部分は、少し下側に下がった形。
そのままだとうまく角度つかないので、翼の裏側を少し削って斜めに付けられるようにする。
コックピットは、タックスペースから流用せず、新造してみる。
ちょっと両サイドが垂直壁すぎた。
貼り付けるときに、少し裾を広げてバランスとる。
それでも後方が垂直壁だ。もう少し両サイド斜め壁になるように修正する。
機体後方のでっぱりバルジ。
ファイター1でも苦戦したけど、苦手なんだよね、丸いの。。。
とりあえずこんな感じかな、と型紙作る。
裾が少し広がった感じにしようと思ったんだけど、ほど遠い出来で。
切り貼りして誤魔化しも効かず、ボツ。
裾広げ諦めて、もう一度。フリーハンドで作り直し。
試作型紙の余白に、グレーと赤のパッチ用の用紙を用意していたので、それを切って使う。
ぐるっと一周の帯で巻いただけ。
少し飽きてきたので、ごめんなさいでもまぁいいか。と妥協。
だいたいこんなもんでしょうか。
スタンド。
簡易にちょっと傾斜をつけて置ければ、この程度でいいかとも思ったんだけど。
乗せてみると、いまイチ感。
ホーク1号から、流用することにする。
あれやこれやで、試作完了。
Web用写真撮りまくる。
ん?なんか変だ。
はい、天井のアンテナ付けるの忘れました。
改めて、アンテナつけて完成。
ここまで作るのに、週末2回。
遅作の管理人としては、かなり巻きで作れたかと。
近日公開。
ファイター1の作り方
クラッシャージョウに登場するファイター1の作り方です。
紙(3枚)をカラー印刷します。A4横サイズに合わせて印刷してください。
写真の完成品は、「EPSON フォトマット紙」をつかっています。
接着剤は木工用ボンド【速乾】を使っています。
山折り、谷折り、糊しろは、型紙では以下のように表現しています。
特に指定のない折り目は基本的に山折りです。
折り線は、書けなくなったボールペンなど尖ったもので軽くけがいて折り筋をつけて、定規を当てて曲げると、まっすぐに折り曲げられます。
切り出した部品のうち、特に青い部品と黒い部品は、紙の断面の白い部分をマーカーなどで塗っておくことをお勧めします。
写真はマジックですが、油性はにじむので、水性のマーカーがおすすめ。同色が無い場合は黒でも。
ケント紙やフォトマット紙くらいに厚みがある紙だと、組み立てたときに、紙の厚みの白が目立ってしまうためです。
←ダメな例
組み立て後だと、接着面にはみ出した木工用ボンドがマーカーをはじいてしまい、うまく塗れません。
~~~~~
では作成開始。
機首部を作ります。
先の丸いもので、軽くこすって丸みを出しておきます。
機首部分の糊しろを貼り合わせていきます。
「1」のマークの裏の辺りは糊しろがほとんどありません。
裏から「機首糊しろ補強材」を貼って補強してください。
(写真は補強材の形がちょっと異なりますが、同様の位置に。)
後方は、左右をつなぐように貼り合わせてください。
コックピット後方の天井部分(写真の斜線部分)は、U型に切り取ってください。
後ろ側を「機首後部」の部品でふさぎます。
最初に、写真のように組み立てます。
これを、後部の空洞にはめ込んで貼り付けます。
こんな感じ。
裏面を貼ります。まず機首部底①
次に機首部底③
最後に機首底部②
コックピットを糊しろに沿って貼り合わせます。
ここでも、紙のふちの白い部分は目立つので、赤系ないし黒で紙の断面部分を塗っておくのが良いでしょう。
機首部に載せるように貼り付けます。
機首の機銃類を組み立てます。
糊しろで貼り合わせて、立体にします。
機首のグレーの四角を目印に、黄色のレーザー機銃を貼り付けます。
同じく、底面のガトリング砲を貼り付けます。
#たぶんガトリング砲、だと思われる。
#公式スペックに「レーザー機銃とガトリング式機関砲装備」とあるので、
#側面が機銃で底面がガトリング砲、かな。。。
続いて、「胴体前部」を作ります。
内側のインテーク部分を組み立てます。
写真のように、折り曲げて糊しろでとめます。
胴体前部の部品は、インテーク部がはまる斜線部分を、糊しろを残して切り抜きます。
赤い線の糊しろは、山折り。
星印の糊しろは折らずにそのままとします。
黄色で示した線で、山折りにして、機体の表面と裏面となります。
写真のように、糊しろ①と②が重なるようになります。
ここではまだ貼り合わせません。
インテーク部を、切り抜いた穴にはめ込みます。
インテーク部分の糊しろを貼り合わせます。
糊しろが剥がれないように、裏からも押さえてください。
両方付くと、こんな感じ。
裏から見ると、こんな感じ。
糊しろ①に②を重ねて、貼り合わせます。
これを左右分2組作ります。
主エンジンを作ります。
エンジンは、絵柄を内側に箱型に組みます。
エンジンフィンは、糊しろ部分は折らずにそのままで、真ん中から二つ折りにして貼り合わせます。
主エンジンの両側に、フィンを貼り付けます。
後部胴体を作ります。
主翼支柱が通る穴を切り抜いておきます。
尾翼を取り付けるため、赤丸の8か所、水色線に切れ込みを入れておきます。
箱型に折り曲げます。まだ貼り合わせません。
尾翼取り付けの切れ込みは、カッターの刃先などで、少し広げて尾翼を差し込みやすくしておきます。
尾翼は、中央で二つ折りにして貼り合わせます。糊しろ部分は、あとで開くので接着しません。8枚作ります。
尾翼を取り付けます。糊しろ部分を、切れ込みに差し込みます。
このままだと左右に倒れるので、裏側で糊しろを開いて、接着します。
機体後部を箱組し貼り合わせます。
主エンジンを取り付けます。後部の糊しろを内側に折り込み、そこにエンジンを差し込んで取り付けます。
フィンは上下外側に少し折り曲げておきます。
主翼支柱を箱組します。
機体後部の切り抜いた穴に、主翼支柱を差し込みます。
向きに注意してください。
こんな感じ。
機体の前部と後部を組み合わせて貼りつけます。
こんな感じ。
主翼を作ります。
主翼、補強材とも、中央で二つ折りにしておきます。
中央の折り線で重ねて、貼り重ねます。
淵の部分に接着剤を付けて、真ん中を空洞にしたまま貼り合わせます。
両翼、作ります。
翼の先端部分を、折り曲げます。
翼の先のアンテナを作ります。
切り出して、点線で二つ折にします。太いほうは、水色線に切れ込みを入れておきます。細いほうは二つ折りで貼り合わせます。
太い部品で、細いアンテナを挟むようにして、主翼に取り付けます。
こんな感じ。
主翼を胴体に取り付けます。主翼補強材の三角部分に接着剤を塗って、主翼を差し込みます。
機首部と胴体を組み合わせて貼り付けます。
後部の穴を、機首底部④で塞ぎます。
メインロケットノズルを組み立てます。
最初に、黒い円錐形を丸く貼り合わせます。ノズルの外側になります。
黒い円錐の内側に入るように、グレーの円筒を丸めて貼り合わせます。
グレーの円筒の内側は黒く塗っておきます。
円筒の底に、網目の丸い部品を貼ります。
底面に、さらに半円U型の部品を貼り付けます。
これを2つ作ります。
メインロケットノズルを、胴体後方に取り付けます。
機首底部④のしるしに従って、写真のように取り付けます。
コックピット後方に付くバーニアノズルを組み立てます。
メインロケットノズルと同様に、外側黒円錐、内側グレー円筒を作って、底を貼り付けます。
グレーの円錐を底部分に貼り付けて、写真のような形にします。
これを、機首部のコックピット後方の部分に差し込んで取り付けます。
U型に切り取った部分に、ノズルがはまるように取り付けます。
これで完成です。
いかがでしょうか。
ジオシティーズから終了通知
ジオシティーズからサービス終了通知が来た。
「空想科学的紙工作」のWebサイトは元々ジオシティーズに作ってます。
昔はゲストブックなんかも付いてた。それでもだいぶ以前からサービス縮退方向だったので、いずれこの日が来るだろうとの予想もあって、はてなBlogに分室を作っていた訳だけれど。
はてなをメインに据えることになるのだろうけども、まだ移行が中途半端なままなので、いざ閉鎖となると色々困った事も。
過去作の作り方ページは、本文ははてなに引っ越したけど、画像は全部旧ページのgeocitiesに置いたままでリンク表示している。
これ全部移して、リンク張り直しだ。さらっと数えたら500超。。。大変。
ペーパークラフトの型紙はPDFファイルで公開しているので、置き場にも困る。
そもそも、はてなはブログサイトなので、画像以外のファイルアップロードができない。
ブログサイトにPDFファイルを置けないことの代用策はいくつか紹介されているが、多くは「ストレージサービスへリンクを張れ」と。
これにはちょっと問題がある。
代表格のDropboxは、あくまでもPDFファイルのダウンロードができるようになるだけ。
リンク先が一旦Doropboxのダウンロードページになる。
アカウント作成のお誘い/ログインのダイアログが出るので、こりゃだめだ問題外。
仮にログインダイアログ出なかったとしても、従来同様の見た目や動線にならず、サイト内でのつながりも悪い感じでいまいち。
GoogleドライブだといきなりPDF表示してくれるのでそこは良いのだが。
やはりWebサイトを公開するのと、メールなんかと引っ付いたストレージの一部を公開するのとは、ちょっと感じがちがうな、と。
身元バレを気にする訳ではないのだが、どうも抵抗がある。
ストレージサービスにリンクを張る方式は却下かな。
じゃあ、新たなWebサイトを探せば、というところだが、今どき無料のWebサイトって激減してるんだね。慎重に選ばないと、引っ越してすぐまた閉鎖も困るな。
ファイル置き場(外部サイトから直リンク)を禁じているところもあり、候補が少ない。
ファイルが置けるブログも含めて、もう少し探してみましょか。