ダグラムに登場するブロムリートレーラー LTR‐63GBの作り方です。
型紙(3枚)をカラー印刷します。A4横サイズに合わせて印刷してください。
写真の完成品は、「EPSON フォトマット紙」をつかっています。
接着剤は木工用ボンド【速乾】を使っています。
山折り、谷折り、糊しろは、型紙では以下のように表現しています。
特に指定のない折り目は基本的に山折りです。
折り線は、書けなくなったボールペンなど尖ったもので軽くけがいて折り筋をつけて、定規を当てて曲げると、まっすぐに折り曲げられます。
~~~~~
では作成開始。
タイヤは5つのパーツを組み合わせて作ります。
切り出したパーツの断面は、パーツ同色か黒のペンで塗っておくと仕上がりがキレイです。
塗るというよりはペン先の横面でこする感じで。
写真は筆ペン。油性マジックよりも、にじまずいい感じです。
タイヤだけでなく、ボディの気になるところも「接着前に」塗っておきましょう。
ホイールの内側を作ります。
後輪①-2を、灰色面を内側にして輪にします。
後輪①-1に貼り付けます。
輪の断面に接着剤をつけて、後輪①-3(写真右のパーツ)を貼り付けます。
輪の大きさよりのりしろ余白分大きいので、真ん中になるように位置合わせしてください。
トレッド面の後輪②を輪にします。後輪はダブルタイヤなので、2本幅あります。
後輪①、②、③を貼り合わせます。
裏面側は、ホイール省略の平面となります。
タイヤは数が多く、ノコギリ状ののりしろ切り出しが大変な場合は、のりしろを取ってしまって、パーツの断面に接着剤をつけて直接貼り付ける、でも良いです。
後輪は6個作ります。
前輪も同じように組み立てます。
前輪はシングルタイヤが4個、ダブルタイヤが4個です。
後部車体(トレーラー部)を作ります。
(試作の時の写真なので、赤矢印のあたりが少し異なります。)
後部車体②,③、④は、それぞれこんな形に。
荷台部分の後部車体①を薄い箱型に組み立てます。
真ん中あたりがつぶれないように、補強材を入れます。
帯状の後部車体補強材を輪にします。
それを2つならべて、中に入れます。
接着剤をチョンチョンとつけて、固定します。
後ろ端は、タイヤを覆うように斜めになります。写真を参考に貼り合わせてください。
後部車体④は、後ろ端の穴をふさぐように取り付けます。
フタをしめて箱型にします。ねじれやすいので、平らな面で確認しながら貼り合わせてください。
後部車体②、③を箱型に組み立てます。
荷台部分へは、黄色三角印の後部車体②を先に貼り付けて、そのあと細長い③を貼り付けてください。
後部車体②は、赤い線の部分が荷台上面とそろう様に取り付けてください。
後部車体③は、赤矢印の辺りが接着不足にならないように少し多めに接着剤を塗ってください。ここがキチンと貼りついていないと、タイヤの取り付けがグラ付きます。
タイヤを取り付けます。
後輪(大きいほう)の平らな面を、後部車体③の白い半円型の部分に合わせて貼り付けます。
タイヤトレッド面ののりしろ合わせ目を上側に向けて付けると、荷台で隠れて合わせ目が目立たなくなります。
車輪が付くとこんな感じ。
前部車体とつなぐためのジョイント部(円柱の軸)を作ります。
フタの無い側を、写真の位置に貼り付けます。
後部車体尾灯(テールランプ)は、二つ折りにして貼り合わせます。
車体の後ろ端に、裏側から貼り付けます。
荷台の手すりを作ります。
点線で二つ折りにして貼り合わせてください。
大2個、小4個、作ります。
写真の位置に貼り付けてください。
接着剤のチョンづけでも良いのですが、取れやすいので、荷台に切り込み穴をあけて差し込むとよりしっかり取り付けできます。
前部車体(トラクター部)
前部車体①、上面はのっぺりと平面。
前部車体台車②
赤線部分ののりしろは、折り曲げません。
写真左側が前側(シングルタイヤ)、右が後ろ側(ダブルタイヤ)です。
前部車体台車③
写真のように折り曲げます。
のりづけして箱型に組み立てます。
前部車体台車②と③を組み合わせます。③の矢印を車体の前方に向けます。
前部車体台車②の真ん中の隙間に③を押し込みます。赤矢印の緑色の端を合わせて、位置決めします。
②と③を貼り合わせます。
前部車体①と台車を貼り合わせます。
台車は内側の幅が広いほうが前・狭いほうが後ろです。
前部車体①と台車の位置がズレないように矢印の角を合わせて位置決めします。
前後だけでなく、へりの部分も合わせてください。
こんな感じ。
へりの部分は、紙が2枚重なるので、紙厚断面の白が目立ちます。黒く塗っておきましょう。
運転席
写真のように、折り曲げます。
のりしろを貼り合わせます。
前部車体に運転席を取り付けます。
機銃台座を作ります。
点線で二つ折りにして貼り合わせます。
それを運転席脇に乗せて、貼り付けます。
ジョイント部台座を箱組します。軸受け穴は、ジョイント部軸受けを重ね貼りして補強します。
ジョイントの軸が穴に入るか確認しておきます。
穴が小さくてきつい場合は、ハサミの先などでグリグリして広げてください。
前部車体に、ジョイント部台座を取り付けます。
線模様のあるほうが後ろ側です。
機銃シールドを作ります。
点線で二つ折りにして貼り合わせます。
写真のように、真ん中部分でかるく折り曲げておきます。
機銃の銃身と支柱を作ります。
丸めて筒状にしてください。
こんな感じ。
機銃本体は箱組み。
機銃本体に支柱と砲身を取り付けます。
機銃台座に、機銃を取り付けます。
完全に乾いたら、機銃シールドを貼り付けます。
バックミラーを作ります。
点線で折り曲げ貼り合わせて、細長い支柱を切り出します。
細さが適当ですね。貼り合わせてから切り出してください。
支柱を挟み込むように、ミラーを取り付けます。灰色面(カガミのつもり)が後方向きです。
支柱は、運転席の角に穴をあけて差し込み取り付けます。
投光器(サーチライト)を作ります。
投光器の本体は、円柱型に組み立てます。
支柱①は、縦に2つ折りにして貼り合わせて、コの字に折り曲げます。
支柱2は、紙を4枚重ね貼りしてから、カッターで切り出してください。
写真のように組み合わせます。ちょっと上向きになるように、少し角度をつけてください。
運転席の屋根に、投光器を取り付けます。
前部車体に、タイヤを取り付けます。
白半円部分に接着剤を多めにつけて、貼り付けます。
タイヤ表面の合わせ目は、後輪同様に上向きにするとボディに隠れて目立ちません。
こんな風に、シングルタイヤ4個とダブルタイヤ4個を取り付けます。
これで完成です。
リボルテックのダグラムと記念写真。
スケール的には、同じ1/72くらいになっているはず。
ターボザックを格納できるのは別種のアイバンDT-2で、このLTR‐63GBではザックが邪魔でのせられませんね。。。
代わりに、ソルティック乗せてみる。いい感じ。
以上、いかがでしょうか。