空想科学的紙工作

自作のペーパークラフト型紙を公開しています。 This site exhibits the handmade papermodel Pattern.

タックアローの作り方

ウルトラマンAに登場するタックアローの作り方です。

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紙(2枚)をカラー印刷します。A4横サイズに合わせて印刷してください。
写真の完成品は、「EPSON フォトマット紙」をつかっています。
接着剤は木工用ボンド【速乾】を使っています。

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山折り、谷折り、糊しろは、型紙では以下のように表現しています。
特に指定のない折り目は基本的に山折りです。

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折り線は、書けなくなったボールペンなど尖ったもので軽くけがいて折り筋をつけて、定規を当てて曲げると、まっすぐに折り曲げられます。

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写真のツールは「ソルダーアシスト・丸リーマ」というはんだ付けで使う尖った道具です。


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切り出した部品のうち、特に赤い部品とグレーの部品は、紙の断面の白い部分をマーカーなどで塗っておくことをお勧めします。
写真はマジックですが、油性はにじむので、水性のマーカーがおすすめ。同色が無い場合は黒でも。

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ケント紙やフォトマット紙くらいに厚みがある紙だと、組み立てたときに、紙の厚みの白が目立ってしまうためです。

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組み立て後だと、接着面にはみ出した木工用ボンドがマーカーをはじいてしまい、うまく塗れません。

 

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では作成開始。

機首部を作ります。

 

先の丸いもので、軽くこすって丸みを出しておきます。
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写真はインスタントレタリング用の金属丸棒です。

 
 

機首部分の糊しろを貼り合わせていきます。

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糊しろが小さくて貼り合わせ不十分の場合は、切り抜いた余白の切れはしからパッチを作って、裏から貼って補強してください。

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 本体下部(底)を半分貼り付けます。

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尾翼取り付けがあるので、片側の糊しろだけ貼り付けます。

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尾翼を組み立てます。

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補強材を重ね貼りして、芯にします。水平尾翼は、補強材を2枚重ね貼りします。

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垂直尾翼は、補強材を3枚重ね貼りします。
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試作の時の写真なので、補強材がちょっと長いです。

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尾翼中央の膨らみを再現します。

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尾翼中央①部品2つを②でぐるっと巻くように貼ってください。

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斜線のスリット部分をくり抜いて、水平尾翼を差し込んで取り付けます。

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垂直尾翼もスリットに差し込んで取り付けます。

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垂直尾翼を、本体後方のスリットに差し込んで、固定します。

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裏側から、糊しろを貼り付けて固定してください。

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本体下面を貼り合わせて、本体を筒状に組み立てます。

後部の部品を折り返して、蓋状にして貼り付けてください。

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エンジンを組み立てます。

まず、エンジン前方のスパイクコーンを組み立てます。

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最初に、扇型のスパイクコーン部品に丸めぐせをつけます。

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一旦開いて、色の境目を尖ったものでなぞって、折り線をつけます。

 

外側を山折り、内側を谷折りにします。

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丸めて、糊しろを貼り合わせます。

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つぶれたり歪んでしまった場合は、削った鉛筆などを差し込んで形を整えてください。

左右2個作ります。

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エンジン本体を作ります。

丸い棒に巻き付けながら筒状にします。

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このとき、補強材を通す斜線部の穴を先にくり抜いてしまうと、うまく筒状にならないので、筒状にくせづけしてから、いったん開いて斜線部をくり抜いてください。

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筒状に貼り合わせます。

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エンジン裏蓋で、後ろ側をふさぎます。
まずは筒状でない部分を貼り合わせます。

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ピンセットや棒状のもので、筒の内側から押さえて貼り付けます。

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先端にスパイクコーンを取り付けます。

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左右2個作ります。

 

コックピットを作ります。

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写真のように、天井の角と側面の位置を合わせてそこから順に貼り合わせていきます。

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両側貼ると、こんな感じ。

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 裏面。

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翼の部分を作ります。

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主翼支柱は、糊しろを貼り合わせて、箱型に組み立てます。

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主翼は、根元側の①、先端側の②とも、二つ折りにして貼り合わせます。

折り目が毛羽立って白くなるので、角をマーカーで塗っておきましょう。

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主翼は①②とも、全面を貼り合わせずに、糊しろのみを貼って筒状態にします。

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主翼①②はこんな感じで支柱に取り付けることになります。

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機体に主翼を取り付けます。

本体の側面のスリットに、箱型の主翼支柱を差し込みます。
直線が後ろ側となります。

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支柱の中央斜線部分と機体の側面を合わせて位置決めします。

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接合部分に爪楊枝などで接着剤をチョン付けして、貼り付けてください。
少しのはみだしであれば、主翼①を取り付けると隠れます。

主翼①を取り付けます。

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写真は機体裏面から。下側が前部です。
主翼①は、黒枠のフラップ2つ並んでいる糊しろ側が後ろ側です。


主翼に対して支柱の幅が細いですが、前方に合わせて位置決めしてください。

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支柱の前側の辺(赤丸のあたり)に接着剤を付けて、主翼①を差し込んで固定します。

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左右エンジンを取り付けます。

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支柱を通すためのスリットは長さが非対称です。長いほうが機体側・短いほうが翼端側です。

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翼端の主翼②を付ける部分のはみだしが小さいですが、写真の状態でOKです。
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翼端に主翼②を取り付けます。

赤いナビライトが付いている方が前、取り付け面が少し切り欠いてあるのが裏面になります。
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写真は裏面。上が右翼、下が左翼です。

翼端が少し下がるように取り付けます。
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主翼①と同様に、支柱の前側に寄せて取り付けます。
位置が決まったら、主翼②の取り付け面に接着剤をつけて貼り付けてください。

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尾部のノズルを作ります。
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内側と断面を、マーカーで黒く塗っておきましょう。

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筒状にして、機体の後部の〇印に合わせて貼り付けます。
筒の糊しろは、目立たないようにそれぞれ内側に向けておきます。

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コックピットを取り付けます。

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位置は、本体上面の薄いガイドラインに合わせて。
糊しろとガラス部のふち周辺に接着剤を塗って、取り付けます。
そのままポンと乗せると、ガラス部分の前側が少し浮き上がります。

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ガラス部分周辺を少し両側に広げるような感じで、機体に合わせて取り付けてください。

機体後部のバルジ(楕円のでっぱり)部品を作ります。

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バルジ①部品を、バルジ②の帯部品でぐるっと巻きます。

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機体に取り付けます。
機体後方両側の薄い楕円マークに合わせて、貼り付けます。

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アンテナを作ります。

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アンテナ芯材を2枚重ねて、アンテナ部品に挟んで貼り合わせます。

コクピットの上面に貼り付け。
切り込み等ありませんので、薄い基準線に合わせて接着剤のチョン付けで貼ってください。

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飾り台。

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台座を箱型に組んで、支柱を取り付けます。写真の赤い線から内側に折って、倒れ止めにしてください。

 

以上で完成です。

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いかがでしょうか。

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